「正しい姿勢」ってどんな姿勢だと思いますか?

よく、言われているのが

「背筋をピンと伸ばした姿勢」ですよね?

では、これは「背骨がまっすぐな状態」なのかといいますと、 それは大きな勘違いです。

背骨は緩やかにS字カーブを描いて 仙骨に達しています。

つまり、「背筋がまっすぐな状態」とは、

「背骨が綺麗なS字カーブを描いている状態」なのですね。

さて、この仙骨をしっかりと支えた、 まさに「背骨にとって理想的な座り方」が あるのですが、一体どんな座り方かわかりますか?

…それは、「正座」です。

仙骨とは背骨を支える土台のような 役割を果たしているのですが、正座をすることで、 腰が垂直に立ち、この仙骨が安定するのです。

「正座」は背筋が美しいS字型カーブを 描く、もっとも理想的な座り方なのです。

でも、正座の良くない点は、

あなたもご存知のように、

「足が痺れるところ」

つまり、痺れるということは、物凄く圧迫されて
血流が悪くなっているわけですから、下半身、
特に膝の骨格的には最悪な座り方なのです。

最近の 日本人は足が長く、美しくなりましたが、
あれは「正座ではなく、椅子に座る生活」が
定着してきたお蔭なのですね。

話を元に戻しますが、つまり

「正座は背骨にとっては理想的」

ですが、

「脚にとっては致命的な歪みをもたらす座り方」

だと言えるのです。

猫背や姿勢の悪化は、背骨などの一部分の
歪みだけで起こるわけではないのです。

むしろ、身体全体の歪みが姿勢を
悪化させている原因なのです。

なかなか複雑ですよね…。

さて、では椅子が良いのかといいますと、
これまたちょっと難しいのです。

正しい座り方をしないと、背骨は簡単に
歪んでしまいます。

まず、浅く腰掛けるのは絶対にダメです。

今すぐに止めてください。

椅子に浅く腰掛けることで、背もたれに体重を
預けてしまい、腰がへにゃっと寝てしまいます。

これだけで、猫背の完成になってしまいます。

正しい座り方のポイントは

◎腰を立てること
◎肩の力を抜くこと

です。

あと、脚を組む方が多いようですが、
絶対にやめて下さい。

脚を組むと綺麗に見えるかもしれませんが、
脚が組みやすい、組まずにいられないという状態は
腰がへなっと寝ている状態の証拠です。

逆に、正しく腰を立てていれば、
脚を組むことなんて絶対に無理なのです。

骨盤をしっかりと立てた状態の姿勢を
身体に覚えさせるように努力してください。

正しい座り方とは、

1、膝の位置が腰より低いこと

2、できるだけ椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばすこと

3、脚は組まないこと

横から見ると骨盤が地面に垂直になる姿勢を
保っていることが不可欠な条件なのです。

さて、ここで椅子を使った
簡単な猫背矯正法をご紹介します。

1、背もたれのない椅子を壁につけて置きます。

2、壁に背を向けて座り、状態を前に倒します。

3、そのまま壁にお尻を押し付けて、お尻が
  動かないように上体を起こします。

腰と壁に手のひら一枚分くらいの隙間が
できていれば腰の位置は正常です。

大きく深呼吸して顎を引き、頭を壁につけたら
良い姿勢で座れています。

さて、今日はここまでにしましょう。

それにしても、猫背を矯正するのっていろいろ
ストレッチやトレーニングも必要だったりして、
結構面倒くさいなぁ…なんて思ったりしませんか?

だって一日中姿勢や座り方、立ち方、寝方まで
意識しないと、治らないなんて…。

でも、猫背から解放されない限り、
無意識に生活できる日はやって来ないのです。

でも…
実は、とっておきの方法があるのです。

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